金融系SEの現実について語ります【業務内容は?入社後に感じたギャップは?】

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就職活動をしています!企業説明会なんかで「金融系SE」なんて言葉を聞くけれど金融系SEってどんなお仕事をするのかな?

「安定している」金融系SEに興味を持っている!求められるスキルや働く環境、注意点なんかを知りたい!

 

こうした疑問を解決します。

 

本記事の内容

 

・私が働いている会社について

・金融系SEとは?

・配属されてからの主な業務内容

・これは期待するな!金融系SEに期待してはいけないこと

・まとめ

 

本記事の信頼性

 

社会人2年目の現役金融系SEがこの記事を書いています。

 

だや
だや

新卒で東京都内にあるIT企業に「大学卒・ITエンジニア職」として入社しました!

6か月の新人研修を経て、現在は信託銀行の業務支援システム、データ管理の開発保守をしている部署で働いています。

 

私が働いている会社について

 

東京都内にある創業50年以上の老舗独立系IT企業です。

金融や官公庁などでのシステムインテグレーションサービスと自社製品や自社サービスの企画・開発・販売を行っています。

 

金融系SEとは?

 

 

銀行系のシステムを開発するエンジニアです。

ATMやネットバンキングからの預金、引出、貸出や為替といった入出金の処理や、利息計算などを行うシステムである勘定系システムの開発、勘定系システムなどで処理された取引データや口座情報、さらに外部の信用情報などをもとに、利用者が集計・分析しやすいようにデータの加工や正規化を行う情報系システムを開発しています。

ミスが許されない、正確な仕事が求められることが特徴です。

僕が配属されてからかかわった案件は以下のようなものです。

 

・株主総会の議決権行使についてのシステム開発

・顧客資産の情報をレポートとして出力するシステムの開発

 

配属されてからの主な業務内容

 

入社してから半年間の新人研修を経て、信託銀行のシステム開発をしている部署に配属された私の主な業務内容はこんな感じです。

 

データ修正

 

僕たちが保守・運用しているDBを利用しているユーザ(DBのデータを加工して、帳票を作成したりしている人たち)から

 

DBに登録されてしまったこのデータが適切ではないから修正してほしい!

 

という依頼を受け、それを元のDBに登録されているデータを修正します。

基本的には、SQLのUPDATEやDELETEなどを利用して対応します。

 

簡単なプログラミング、単体テスト

 

システムの管理に加えて、ユーザの要望を実現するためのシステムを開発する案件を請け負います。

先輩が顧客と話し合いシステム開発の要件をまとめ、その要件を実現するためのシステムを開発していきます。

 

だや
だや

僕のような新人は「プログラミング」→「単体テスト」を任されます。

 

「プログラミング」と聞くと

 

すごく難しそうなことをやっているんだな~

 

と思われるかもしれませんが、やっているプログラミング自体はそこまで難しいものではありません。

システムのコードに条件を一つ付け足したり、項目名を変更したりするような簡単なプログラミングばかりです。

 

だや
だや

IT企業のイメージでよくある「高速で大量のソースコードを書く!」みたいなことは、したことありませんね。

 

これは期待するな!金融系SEに期待してはいけないこと

 

在宅勤務

金融系SEは在宅勤務ができる可能性が低いです。

金融系SEでも、配属された現場や案件によってはできるようなのですが、私が配属された現場のシステム保守については、セキュリティの問題や在宅勤務の環境不備などで実現できておりません。

 

オフィスのきれいさ

 

IT企業だからといって、サイバーエージェントのようなキラキラなオフィスを期待してはいけません。

至って普通のオフィスです。むしろちょっと地味かも。

 

出会い

 

おじさんばかりです。男女比でいうと、男性が8割。圧倒的に男性、しかも年配の方が多いです。

女性についても、おばさんが多く、年齢層は全体的に高めです。

 

だや
だや

キラキラOLがたくさんいることを期待していましたが、さっぱりでした。悲しい。

 

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プログラミングスキルの向上

 

 

プログラミングスキルの向上は、金融系SEでは期待できません。

システムの保守を担っていることが多いため、プログラミングをバリバリすることは基本的にないからです。

 

事務作業がとにかく多い

 

金融系SEは事務作業が多いです。

 

・書類を印刷してPDF化する

・申請書類を作成する

・書類を別の拠点に託送する

・押印文化

 

などなど。

アナログなことがびっくりするくらい多く軽くカルチャーショックを受けました。

 

サイバーエージェントのようなキラキラIT企業をイメージされている方は、そのイメージを捨てましょう。金融系SEの世界は、同じIT企業と言えどサイバーエージェントとは正反対の世界に位置します。

 

まとめ

 

今回は「金融系SEの現実」について書いてきました。

決して几帳面な性格ではなく、事務作業が苦手な僕にとってはだいぶしんどいです(笑)

僕は就職活動中に

 

・プログラミングスキルを向上させたい!

・時間や場所に縛られずに働きたい!在宅勤務がしたい!

 

という思いでIT企業に就職しましたが、残念ながらどちらも今の配属先ではかないませんでした。

「安定している!」という理由で人気がある金融系SEですが、配属場所や案件によって、仕事内容は異なることは、覚悟した方がよさそうです。

 

今回は以上です。

 

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