就職活動中です。IT コンサルタントの仕事に興味があるのだけれど、どのような業務なのだろうか。
こうした疑問を解決します。
本記事の信頼性
2022年8月から転職してITコンサルタントとして働いています。実体験ベースで、ITコンサルタントの業務内容について書いていきたいと思います。
僕の仕事内容
東京都内にある事業会社の社員代替として、お客様と一緒に仕事をしています。
お客様と一緒に、プロジェクトを成功できるよう日々頑張っています。
主な業務内容は下記の通りです。
・社内外の人に説明するための資料作成
・各種打ち合わせ準備、ファシリテート、議事録作成
・QA対応やメール対応など、社内外の方とのコミュニケーション
プロジェクトを前に進めるためには、ゴールを明確にしたうえでそのゴールを達成するためにタスクや課題をつぶしこんでいくことが求められます。
一人の力でできることは限られており、関係各署と認識合わせが必要になる場面も多々あります。
困難なこともたくさんありますが、ドキュメンテーション作成スキルや調整能力が鍛えられていると感じています。
ITコンサルタントのとある1日
2023年6月9日の僕の1日は下記の通りです。
・8時:勤務開始、1日のスケジュール確認とメールの確認
・8時10分~8時45分:7月から始まるプロジェクトのタスク洗い出し
・8時45分~9時30分:社内MTG
・9時30分~10時:お客様と現在進行中の案件について打ち合わせ
・10時~10時30分:お客様提出資料について社内で認識合わせ
・10時30分~11時15分:週次進捗会議
・11時15分~14時:案件のQA対応、MTGで使う資料作成
・14時~15時:社内MTG
・15時~16時:案件のQA対応、MTGで使う資料作成
・16時~17時30分:他部署とのMTG
・17時30分~21時:MTGで出た宿題事項の対応、各種確認など
最近は定時(17時30分)で上がることが全然できておりません。。。。(笑)
ITコンサルタントになって感じていること
SEからITコンサルタントになってみて感じていることを書きます。
勉強しないといけないことがたくさんある
システムの勉強、業界の勉強などはもちろん、資料作成術や会議のファシリテート能力なども身に着けていく必要があります。
人と会話することがたくさんあるため、会話できるようにきちんと勉強することが必要になってきます。
資料作成の業務がとても多い
社内外の人にシステム要件や業務要件を説明をする機会が多いことから、説明をするための資料作成をたくさんします。
資料作成はPPTとExcelを使用して行います。
資料作成をする機会がたくさんあるコンサルタントには、ドキュメンテーション能力が求められます。
体制と業務量が見合ってない=残業増えがち
業務量の割には人がいないので、業務量が多くなります。
結果的に、定時内に処理をすることができず残業が発生します。
月に40時間前後は残業をする形になっていますが、それでも仕事をさばききることができず、なかなか苦しいですね。
MTGがたくさん=残業が増えがち
1日平均3~4時間会議をこなしています。
結果、定時の時間のうち半分を会議の時間に充てる形となり、自分のために使える時間が減ります。
しかも、会議では「だやくんこれ、確認お願いね!」という “宿題事項” が出るので業務量は会議の度に増えてしまいます。
会議の時間以外で資料作成や調査、メールの返信などを行う形になるため、定時内に処理ができず、どうしても残業する機会が増えてしまいます。
調整や根回しが多くスピード感がない
仕事を前に進めるためには、承諾をもらうために上司へ説明し承認をもらう必要があります。
上司に説明をするためには、それなりの資料を作成する必要があります。
上司に説明をして、1回で「それで!」と言ってもらえればよいですがなかなかそうもいきません。
「指摘をもらって修正」→「もう一度上司に説明」ということを繰り返す必要があるのでなかなか前に進まないため、負荷がとてもかかっている印象です。
目先の業務に追われて腰を据えて取り組みたいことができない
先ほども書きましたが、週次で行っている定例会議とスポットで入る会議で1日平均3~4時間消耗します。
アジェンダ作成や議事録作成などで時間を取られたり、会議の中で宿題事項をもらって確認するなどする必要があることからどうしても目の前の業務に時間を取られてしまいます。
「緊急ではないけれど重要な仕事」になかなか時間を割くことができず、結果後回しになって最後はやっつけ仕事的な形で対応する、といった感じになってしまっています。
ITコンサルタントのやりがい
ぶっちゃけ、仕事のやりがいはありまない
「社内承認を取るために資料作成」→「上司からの承認」をひたすら繰り返すため、自分で裁量を持ってことを成し遂げる経験を十分積むことができていません。
失敗しないために、「いかに根回ししてことをなすか」に重点が置かれており、その調整に非常に負荷がかかっています。
また、どれだけ時間をかけて調整しても結局上が承認しなかったり決められなかったりして労力が無駄になる、なんてこともあります。
「小さなやりがい」は感じることができる
・自分がファシリテートする会議を無事に終えることができた
・作成した資料について「それで!」と言ってもらえた
など、日々の業務の中で小さなやりがいを感じることができています。
小さなやりがいを少しでもたくさん感じることができる機会を増やしていきたいです。
まとめ
今回は「ITコンサルがしんどい話【現役ITコンサルタントが語ります】【転職10か月目の記録】」というテーマで記事を書きました。
ITコンサルタントはお客さんと一緒にプロジェクトを推進するため、「どんなお客さん先に常駐するか」に左右されてしまう部分は大きいと思います。
ITコンサルタント=キラキラしているイメージを持たれている方がいらっしゃるかもしれませんが、あまり過度な期待はしない方が良いかもしれません。。。
大変なこともたくさんありますが、その分学びもたくさんあるため「成長したい!」と考えている方には向いているかもしれません。
給料もいい場合が多いです(笑)
少しでも「ITコンサルタント」という職種に興味を抱いている方の参考になれば嬉しいです。
今回は以上です。
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