独検2級(ドイツ語検定2級)に合格をした勉強法【3度目でやっと合格!】

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独検2級合格に向けて勉強しています!独学で合格するための勉強方法や学習方法、おすすめのテキストについて知りたい!

 

こうした疑問に答えます。

 

今回は、独検2級の勉強法についてつらつら書いていきたいと思います。

 

本記事の信頼性

 

 

・2019年冬の独検2級の試験で独検2級に合格しました。

・法学部の学生で、大学ではドイツ語を専門に学んでいるわけではありませんでしたが、独学で3度の受験を経て合格することができました。

・過去2回、独検2級で不合格の経験ありです。

 

独検(ドイツ語技能検定試験)とは?

 

「ドイツ語技能検定試験(独検)」は、日本におけるドイツ語の普及と向上,ドイツ語教育の充実と発展を目的として1992年「財団法人ドイツ語学文学振興会(当時)」主催により発足しました。以来「独検」は20年以上にわたり、日本の高等教育機関やドイツ語教育関係者の協力のもと、日本の団体が主催する唯一のドイツ語検定試験として日本全国で実施されています。

独検HPより引用)

 

独検2級とは?

独検2級の概要

 

独検2級の概要は以下の通りになります。

 

●ドイツ語の文法や語彙についての十分な知識を前提に,日常生活に必要な会話や社会生活で出会う文章が理解できる。

●やや長めの文章の主旨を理解し,内容についての質問に答えることができる。

●具体的・抽象的なテーマについてのインタビューや短い記事の内容を聞き取ることができる。
短いドイツ語の文を正しく書くことができる。

●対象は,ドイツ語の授業を約180時間(90分授業で120回)以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人。

●語彙3000語

 

筆記試験と聞き取り試験の2段階構成で、合計約120分間の試験となっています。

 

独検2級の合格率・合格点

 

合格率は年度によってバラツキがあります。平均して40~60%程度といったところでしょうか。

また、合格点については6割程度に設定されておりこれも年度によって変動します。

 

だや
だや

自分が受験した2019年冬は合格率が65%、合格点は65点でしたね。

 

独検2級の勉強法

 

以下は僕が独検2級に合格するために行った勉強方法です。

 

参考書を2冊購入し、独検2級で出題される問題を把握する

 

彼を知り己を知れば百戦殆からず

独検検定2級に限らず、すべての受験勉強に言えることですが

 

「どんな問題が出題されるのか」
「出題される問題に対して自分はどれだけ太刀打ちすることができるのか」

 

ということを知ることは非常に重要です。

自分が受験する試験の問題を解き、得意分野や苦手分野を把握することで「自分は独検2級に合格するために、何に重点を置いて勉強するべきなのか」がわかってきます。

相手を知るために、自分は下記2冊の参考書を利用しました!

 

独検2級合格講座(CD付) 中級ドイツ語へのスキル・アップ [ 獨協大学独検対策講座 ]

 

現行試験に完全対応。参考書のページ数も208ページとボリュームも十分。

独検2級の出題範囲を網羅していることに加えて、模擬試験も2回分(筆記試験、聞き取り試験の両方)ついているため、問題演習を積み重ねることができます。


独検合格4週間(2級) [ 在間進 ]

 

先ほど紹介した『独検2級合格講座中級ドイツ語へのスキル・アップ』と同様、独検の試験内容を押さえているとともに、模擬試験も1回分ついてくるので十分傾向と対策を知ることができます。

 

だや
だや

個人的には、なかなか覚えられない前置詞の問題がたくさん掲載されていた点が良かったですね。

 

なぜ2種類の参考書で独検対策をするべきなのか

 

参考書をわざわざ2種類も利用して勉強する必要ある?1冊あれば十分なのでは?高いんだし、、、

 

そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、自分は参考書を2種類利用することをお勧めします。

理由は大きく3つです!

 

①「量」をこなすことで問題に慣れることができる

 

先ほど紹介した参考書は、どちらも基本的に「解説→問題」という流れで構成されているのですが、、、そのため問題量が少ない!(これは仕方がないことなのですが、、、)

 

だや
だや

例えば関係代名詞の問題も、参考書1冊につき8問程度しかついていません。

 

しかし、参考書が2冊になれば2倍の16問、関係代名詞の問題を解くことができます!

8問と16問をやってきた人とやらなかった人では、実力に差がつくことは間違いありません。

少ない演習量で独検2級に合格できるほど、残念ながら独検は甘くありません。

 

②片方の参考書では得られなかった、気づきや学びをを得られる

 

問題集が違えば、そこに掲載されている問題も当然違ってきます。

 

だや
だや

よく出題される問題に「前置詞」がありますが、これは曲者です(笑)

 

1冊の問題集に掲載されている前置詞の問題を完ぺきにしても、違う出題のされ方をされてしまうと答えられない。なんてことは日常茶飯事。

気づきや学びを得られる量は、2種類の参考書を併用したほうが圧倒的です。

 

③「抜け・漏れ」をなくせる

 

2冊の問題集を使うことで対応できる問題はより増えてきます!

 

言い換え・書き換えの問題、前置詞の問題、語彙の問題、、、

 

1冊の問題集だけの勉強ではどうしても不足してしまう分野の問題も、問題集の二刀流で相互に補い、知識を強化していくことができます!

 

問題集は最低3回やる

 

残念ながら、人間は1回の学習ですべてを暗記できるほど優秀ではありません。

エビングハウスの忘却曲線が示すように、人間は覚えたことを24時間後には74%忘れます。

 

 

せっかく勉強しても、復習をおろそかにしては学習した内容を忘れてしまいテストで勉強したことを生かせません。

だからこそ、同じ問題は3回は解くのです。(エビングハウスの忘却曲線でも、復習をすることで定着率が大幅に上昇することがわかっています。)

 

だや
だや

参考書は、最低でも3周はして「この問題集に関連した問題ならすべて解ける!」という状態を作りましょう。

 

3回やっても覚えられない語彙・文法はノートにまとめる

 

エビングハウスの忘却曲線の話をしましたが、3回やっても覚えられないものは存在します。

いや、むしろ語学の学習においてそんなことは当たり前のことかもしれない。

 

そんなときはどうするか?

 

そう!覚えたいことをノートにまとめてトイレや電車の中といった隙間時間で何度も確認するのです!

どうしても覚えたいこと、参考書の問題にて何度も間違えてしまった箇所については、ノートにまとめて3回とは言わず、10回、100回と確認をすることで嫌でも記憶に残るようになってきます。

TVCMを何度も見ると、嫌でもCMの内容を覚えてしまうのとおなじ感覚です。

 

だや
だや

これは独検定2級に限らず、FP2級や日本化粧品検定など自分が今まで受験してきた他の検定でも同じことをして合格を勝ち取ってきました。おすすめです!

 

【時間がないけど資格が欲しい】私が実践するメモ書き勉強法
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とにかく語彙力を増やす

 

2冊も参考書をこなしたし、それも3回も解いたからこれで独検2級は合格間違いなしだ!

 

と思ってしまってはダメです!(笑)

独検検定2級はそんなに甘くないです。試験会場に行くとわかりますが、多くの人は、先ほど自分が紹介した参考書を試験前に確認しています。

それでも、合格率は4~6割程度。つまり、参考書+αの勉強をしなければならないのです。

 

では何を優先してやるべきか。

 

それはひたすら『語彙力』を増強することです。

 

だや
だや

独検2級に求められる語彙は「3000語」ですからね!(笑)

 

オススメの方法は、インターネットで生のドイツ語に触れることです。

 

ドイツ語の長文読解の問題の中で出てきた意味のわからなかった単語、ドイツ語のニュースや大学の授業、SNSの中で出てきた意味不明な語彙、、、、

 

自分が知らなかった単語は愚直に覚えましょう。先ほど紹介した、「覚えられないことをノートに書いて何度も確認する」方法は威力を発揮します。

地味ですが、努力は裏切りません。覚えた分、筆記試験の読解問題を解くのが本当に楽になります。

 

実は自分、独検2級の1回目と2回目は、参考書しかやらないで臨んでいました。しかし3回目に受けるときは、「落ちた時とやり方や改善をしなければまた落ちる」と考え、語彙力をつけることにも時間を割きました。

 

ドイツ語でニュースを見たり、参考書以外の文章を読んだり、ドイツ人のSNSをフォローしたり、、、、

 

例えば、大学で西欧政治のポピュリズムについて学んでいたので、ドイツの極右政党AfDのツイートなんかも大学の勉強も兼ねてみたりしていました。

 

 

電車の中など隙間時間で、ドイツ語の文章に触れたり、ノートを確認したりして語彙力を付けていきました。SNSでドイツ人のツイートを読むでもいいなと思っています。

 

だや
だや

事実、前日に覚えた単語が本番の長文読解に登場したこともあるので!

 

当たり前ですが、語彙力は大きな配点を占める長文読解を解く際に武器になります。

 

(番外編)あまり効果を実感できなかった勉強法

 

過去2回の独検受験時には、「『NHKラジオまいにちドイツ語』のラジオ講座を毎日聞く」ということをしていましたが、、、3回目の独検を受けるときはやりませんでした。

理由は、あまり効果を実感できなかったからです。

まいにちドイツ語に登場する文法事項や文章を、本当に完ぺきにできたら2級どころか1級にも手が届くでしょう。

しかし、毎日平日15分、新しい文章に触れるとなると、一つ一つがどうしても浅い理解で終わってしまって、、、

 

だや
だや

1回目、2回目の独検2級受験時には、まいにちドイツ語でドイツ語の学習をしていましたが、、3回目の受験勉強の時はやめました。

 

効率的に独検2級に合格したいなら、「広く浅く」よりも「狭く深く」勉強することをお勧めします。

 

もちろん、まいにちドイツ語はドイツ語の実力を付けることができますよ!参考書の内容も完璧に理解し、時間的に余裕があるのであればまいにちドイツ語で学習することもありだと思います。

 

まとめ

 

 

今回は「独検2級(ドイツ語検定2級)に合格をした勉強法【3度目でやっと合格!】」というテーマで記事を書きました。

独検2級に合格するために僕がしたことは大きく2つ。

 

・独検2級の参考書2冊を3回繰り返す

・ドイツ語で書かれた文章をインターネット上で読んで語彙力を増強する

 

になります。

 

ポイントは狭く深く>広く浅くです!

 

せっかく勉強したことでも、身についていなければ意味がありませんからね、、、、

 

今回は以上です。

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