大学を卒業するころまで、僕は中学・高校時代の自分をずっと責めていました。
どうして、部活を辞めてしまったのだろう
嫌なことから逃げて、部活を頑張ることができなかった自分に対して自己嫌悪を抱いていました。
そんな、部活を辞めた僕でしたが、10年の時を経て考え方が変わってきました。
今回は「部活を辞めたい」と思っている中学生、高校生、そして10年前の自分に向けて「部活は辞めてもいいんだよ」というテーマで記事を書いてみたいと思います。
部活を辞めてもいい理由
部活動は中学生や高校生にとっての”義務”ではないからです。
・もっとテニスを上手にできるようになりたい
・最高の仲間と甲子園出場が実現できるように頑張りたい
・吹奏楽で金賞を取りたい
「夢や目標、やりたいことがあって、それを達成するためのコミュニティ」が部活動なのです。
逆に言えば、夢や目標、要は部活動に時間を割く目的がない状態で部活動をすることは時間がもったいないです。
極論、やめたいと思っているのであればとっととやめてしまえばいいのです。
だやは2回部活を辞めました
だやの部活経歴は下記の通りです。
・テニス部:中学1年4月~中学3年2月
・陸上部:中学3年3月~高校1年7月
中学時代はテニス部、高校時代は陸上部に所属していました。
テニス部は中学3年の冬、陸上部は高校1年の夏にやめています。
通っていた中学校が中高一貫校だったため、中学のテニス部を3年の5月に卒業してから、高校のテニス部に参加していました。高校のテニス部を3年の2月にやめています。
その後は陸上部に入りましたが、こちらは高校1年の7月にやめました。在籍期間はたったの4か月程度です(笑)
部活動の辞め方
顧問の先生に「部活を辞める」旨伝えればOKです。
僕は過去に2回部活を辞めていますが、2回とも引き留められることなくOKをもらうことができています。
伝えるまではめちゃくちゃビビっていましたが、いざ話してみるとあっさり話が付きました。
なぜ、あっさり部活を辞めることを承諾してもらえたのか。
今考えれば、僕は顧問から見ていてもいなくてもどちらでも良い存在だったのかもしれません。戦力にはなれていなかったので(笑)
スポーツ系の部活や吹奏楽は「大会優勝」など目標を掲げて活動する団体戦です。
残酷ですが、チームの勝利に貢献できない人は「チーム」の側面から考えると、いてもいなくてもどっちでも良い存在なのです。
僕が2回も部活を辞めた理由
部活を2回もやめた僕が「なぜ部活をやめたのか」下記に記載します。
テニス部を辞めた理由
「もっと自由な時間が欲しい」という気持ちが強くなったことが理由です。
前述の通り、中学3年5月に中学のテニス部を引退し、7月からは高校のテニス部に混ざって活動をしていました。
高校のテニス部なので中学の時よりも当然ハード。練習も放課後だけではなく朝にもあり、休日は大会などあれば土日両方終日埋まる、なんてこともザラにありました。
家族旅行もできず、部活に時間を取られて勉強時間も確保できず、部活を引退して遊んでいる友達とも遊べず…日に日に部活に対しての不満が募っていきました。
日々の部活が義務的なものとなっていき「もっとテニスを強くなりたい」などといった気持ちは薄れていきます。もはやなかったです。
そしてついに、限界が来ます。
顧問に部活を辞める旨伝え、退部しました。
陸上部を辞めた理由
テニス部を辞めた僕は、陸上部に入りました。
「長距離走は比較的得意であったこと」「テニス部よりも練習時間が短いこと」という2点が理由でした。
しかし、すぐやめました。
こんな安直な理由で陸上部に入った僕は、すぐにやる気を失いました。
振り返ってみれば、別に長距離走が好きだったわけではなかったですし、大会で優勝したいといった思いもなかったです(笑)
練習もサボるようになり、部活内でも先輩たちから疎まれる存在になっていきました。
走ることも嫌、人間関係も嫌、楽しくない…ということで、顧問の先生にやめる旨伝えて退部しました。
部活を辞めた後の高校生活
部活を辞めた僕は、ひどく自己嫌悪に陥りました。
「部活を頑張れなかった自分」と「『部活を辞めた』という周囲から低い評価をもらった自分」という2つの側面で、ひどくコンプレックスを抱えてしまいました。
皮肉なことに、テニス部時代は自由の時間が欲しかったのに、いざ自由の時間が手に入ると部活に行く友達と帰宅部で直帰する自分を対比してひどく惨めに感じたのです。
友達と接するときも「部活のことを触れてほしくない」とひどく警戒していましたね。
「大学デビューしたい」という気持ちはこの時芽生えました。
「大学生になって、部活を辞めて自己肯定感爆下がりの自分を変えたい」と考えるようになります。
そこからは、受験勉強に精を出し、無事希望の大学に合格することができました。
部活を辞めたことが、受験勉強の原動力になったのです。
部活動を辞めるときに悩んでいたこととアドバイス
「何のために部活をするのか」目的を考える
そもそも、あなたは何のために部活動をしているのでしょうか。
・もっと自分の競技スキルを高めたい
・チームで優勝したい
・周囲からチヤホヤされたい
色々あると思います。
ここで何も思い浮かばないのであれば、脳死で部活動をしていることになります。
速攻辞めるべきです。時間の無駄です。
厳しい言い方ですが、そういう人は技術力も付かないでしょうしチームの勝利にも貢献できていないことでしょう
部活を継続するメリットとデメリットを考える
「部活をしていた頃の中学・高校生活」と「していなかった頃」の両方を経験している僕から言えることは、部活をすることで以下のメリットを獲得することができます。
・「○○部所属」という”肩書”を手に入れることができる
・先輩、同期、後輩と横と縦のつながりを獲得できる
事実、部活に入ることで人脈が拡大します。
振り返ってみれば、学校生活もグループも部活単位になりやすかったですね。部活が同じ人たちと修学旅行の班は同じになりがちでしたね。
部活動を入らない、やめることは当然人脈の拡大に影響します。
部活を辞めることで、一緒に部活していた顧問、先輩、同期、後輩とは気まずくなります。
僕もテニス部の顧問だった先生が選択科目の授業の担当になったとき、気まずかったです(笑)
人間関係の面で、不利益を被ることは覚悟した方が良いです。
そういったことが気にならないのであれば、良いですが…
部活を辞めてからの時間の使い方を考える
部活をやめる=帰宅部になることは、放課後の時間や土日祝日において部活している人と比較しても自由時間が圧倒的に増えます。
だからこそ、その時間をどう使うかきちんと考えなければなりません。
僕は受験勉強に全振りしていました。(実際に力を入れだしたのは高校2年生の冬からでしたが…)
部活をしておらず、自己嫌悪に陥っていた僕は「せめて勉強くらいは結果を出したい」と考えて受験勉強に励んでいました。
部活は辞めるときの注意点
感謝の気持ちを忘れないこと
部活を辞めることは、少なからず人に迷惑をかけることになります。
顧問、部活のメンバー、そして部費や部活をするために必要な器具を用意してくれた家族に対して感謝の気持ちを忘れずに、誠意をもって対応しましょう。
変な見栄を張ってはいけないところです。
両親にはきちんと相談すること
前述の通り、あなたが部活をできていたのは両親がいたからです。
きちんと両親には、顧問に相談する前に「部活を辞める」旨伝えましょう。
部活を辞めることを伝える順番としては「両親」→「顧問」→「担任」→「部長」→「部員」といったところでしょうか。
コメント