皆さんこんにちは。
今回は「私立文系プログラミング未経験の私がIT企業に入社をした結果どうなっているのか」という話をしていきたいと思います。
僕自身、新卒でIT企業に就職し早9か月が経とうとしています。
そのあたりについて、僕の主観及び私が就職した会社をイメージしてという形にはなってしまいますが話していきたいと思います。
などといった思いを抱かれている方に向けて記事を書きました。どうぞよろしくお願いいたします。
この記事の信頼性
都内の中堅IT企業に就職しています。
半年間の新人研修を経て、現在は信託銀行のシステムの運用・保守のお仕事をしています!
僕は自社開発と受託開発に力を入れているIT企業に入社をし、新人研修後は信託銀行のシステムの運用・保守を中心に行うSEです。
私立文系プログラミング未経験ではございましたが、なんとかお仕事をこなすことができています。
実際の職務経験を踏まえながら記事を書いています。
僕が新卒でIT企業に入社して感じていること
思ったよりもプログラミングをしない
SEはたくさんプログラミングをするものだ!
これが入社前のSEに対するイメージでした。だからこそ、毎日プログラミングをすると思っていました。
しかし実際は、想像以上にプログラミングをしませんでした。
下記の画像はウォーターフォールモデルです。
このウォーターフォールモデルを見て頂ければわかる通り、プログラミングをするのは赤枠で囲った部分が中心です。
じゃあSEって何するんだよ!?プログラミングをしないSEってなんなんだよ!
そのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
プログラミング以外のSEの主な仕事は
・顧客、チームメンバーとのコミュニケーション
・設計書の作成
・テスト
になります。
あと、意外にメールでのやり取りも多い(笑)
顧客、チームメンバーとのコミュニケーション
顧客とのコミュニケーション
システム開発はいきなりできるものではありません。
・顧客がどのような悩みや要望を抱いているのか
・その要望を実現させるためにはどのような機能が必要なのか
を考え、要件定義や設計書に落とし込まなければ顧客のニーズを満たす成果物を作成することができません。
つまり、顧客とのコミュニケーションがめちゃくちゃ大事になってくるのです。
チームメンバーとのコミュニケーション
多くの場合、顧客からの要望を実現する(=プロジェクト)際はチームでタスクを細分化し進めることになります。
その際に
・誰が、どんなタスクを、いつまでにこなすか
ということを調整したりするなど、チームメンバーとも積極的に会話をしていかなければ仕事を円滑に進めることは難しくなります。
・タスクの進捗についての報連相
もチームで仕事を進めるうえでは大事なアクションです。
設計書の作成
いきなりお家を建てられないことと同じように、いきなりプログラミングはできません。
まずは設計書に、どのようなプログラミングをして顧客のニーズを満たすかを具体化させます。
設計書の一例としてER図を挙げます。ER図は各テーブル間の関係を記したものですね。もちろんプログラミングもしますが、設計書を作成したりする分プログラミングの時間は減少します。
引用:若手プログラマー必読!5分で理解できるER図の書き方5ステップ
プログラミングばかりではなく、プログラミング以前のフェーズに多くの時間を割くため「1日中、毎日プログラミングをする」ということはあまりないです。
テスト
プログラミングが完了した後は、そのプログラムが顧客のニーズを満たせているかを確認するテストをします。
テストについては、テストの仕様書を作成したり、実際にテストをしたりする形になるのでプログラミングはしません。
テストで不具合が発生した場合は、そこの箇所を回収するためにプログラミングをします。
研修に期待しちゃダメ!結局、自分で勉強しないと追いつけない
みたいな文言で採用活動をしている企業さんは多いかなと思います。
確かに、プログラミング未経験であったとしても入社することはできます。研修を通してある程度の技術力をつけることは可能です。
しかし、研修では割と
「テキスト見てこれ自分でやってみて」
みたいな感じで進んでしまうことが多く、自学自習をしていく形になってしまいます。
「1からプログラミングを教えてもらう」みたいなことは期待しない方がいいかもしれません。座学形式の研修をイメージしていた自分にとって、これは想定外でしたね。
ちなみにテキストとは、こういったテキストです。
という考えではなく
というふうに考えておいた方がよいかもしれません。IT企業の研修は基本自学自習で、復習をしないとちょっと大変かも。
私立文系プログラミング未経験の自分も、正直Javaのオブジェクト指向なんかはなかなか理解ができず、Progateなどで何度も業務時間外に学習しました。
それでも
あたりの理解があやふやで、研修終盤の開発実習で見事爆死しました(笑)
納期がきつい、、、
みたいな感じで、当然ですが仕事には納期があります。
という事態は日常茶飯事です。
「調べながら」「バグを治しながら」なんてしながらやっているので常に時間との戦いです。ギリギリの戦いです。ちょっとしんどい(笑)
未経験でも研修でプログラミングができるようになってくる
まだまだ分からないことだらけで、設計書作成にしてもプログラミングにしてもうまくいかないことが非常に多いです。
Javaなんて、プログラミング未経験の自分からしたら本当に難しいです。それをほぼほぼ、研修期間に自学自習で行う感じです。
オブジェクト指向とはこういうものですね。インスタンスの話を一例として紹介します。
それでも、調べながら、人の助けを借りながら、レビューをもらいながら試行錯誤を繰り返しています。
プログラミングは苦労することが多い分、思うような動作をしてくれた時の達成感は大きいです。
これがプログラミング、ないしはIT企業の醍醐味なのかなとも感じています。
まとめ
以上3つが、私立文系プログラミング未経験の人間がIT企業に飛び込んで感じていることです。
確かに私立文系プログラミング未経験の人間にとってはきつい部分もありますが、何とかなります。
目の前のことに全力を尽くせば、意外と何とかなるものです。これは業界関係なく通じるものなのかもしれませんが。
SEと言えども、技術力と同じくらいコミュニケーション能力が大事になってきます。ここには文理の差は基本生まれません。
IT業界、特にSEという職種の新人研修の様子について詳しく知りたい方はぜひ、毎月更新のこちらの記事をご覧ください!
「SEの研修の実態」を少しでも知っていただけたら幸いです。
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